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【トピックス:お役にたつ関連情報 】

他人同士に絆を求めて

「もやいの碑」は功徳院すがも平和霊苑内に平成2年に建立された生前入会による縁作りを前提とした合葬墓で、全国の合葬墓のありかたにさまざまな影響を与えました。10万円という低料金で納骨が行えるのが特徴ですが、さらに特徴的なのはその基本的な考え方です。
もやいの会のホームページによると、もやいの会は、『「家」「血縁」「宗教」「国籍」などの垣根を超え、自らの意志で「終の住処」を決めておくことができる。そんな新しい形、新しい思想の合祀墓を持つ会』。全くの無宗教で、会としては宗教的な行事は一切行わず(個人で行うことは可能)、刻むことができるのは「本名」(旧姓、ペンネーム等も可)のみで、戒名などは刻めない、などポリシーが一貫しています。
会員は、月例会、勉強会、旅行会などを通して、会員相互が生前から交流を深め、単に「お骨の処理」だけではない「仲間づくり」「縁づくり」を目指すコミュニティーとして活動して作りを目指す会としてユニークな存在となっています。平成25年6月現在の会員数は3200名、納骨者数2200名。

功徳院すがも平和霊苑内のもやいの碑

もやいの碑

永代供養墓

永代供養墓は家という呪縛からの解放であり、個々人の生き方の尊重を墓という舞台で実現した。

碑文谷創 「葬送の変化は現在進行形 」(2006.9)

永代供養墓とは

地持院の永代供養墓(静岡)

地持院の永代供養墓(静岡)

近年とても一般的になってきたのが、この永代供養墓です。このサイトの扱う、旧来型のお墓以外の選択肢の中で、最も日本人のイメージするお墓に近く、家族、親族にも理解が得られやすいのもその一因でしょう。

一般的なお墓は次の代に受け継がれる事を前提としています。家族や社会を取り巻く環境の変化、少子化などから、この承継が上手く行かない、という悩みを抱える人が増えてきています。それに対する解決策として出てきたのが「永代供養墓」です。

「永代供養墓」は、寺院や墓地管理者が永代にわたって供養・管理をするお墓のことで、以前あった「承継者のいない人の入る寂しいお墓」というイメージが払拭され、現代の日本人のニーズにあった供養方法と言えます。

永代供養墓は公営墓地では「合葬式墓地」と呼ばれていることが一般的です。

永代供養墓の特徴

永代供養という仕組みの特徴についてまとめてみましょう

  • 管理は寺や霊園などの墓地管理者が永代にわたって責任を持って行う
  • 寺院にある場合は供養も寺が責任を持って行う
  • 納骨の際に一度使用料を払った後は、管理費など一切かからないのがふつう。(生前予約の場合は、亡くなるまで会費が必要なところもある)
  • 宗旨、宗派不問のところが多い
  • お寺の永代供養墓では戒名が必要なところもあるが、永代供養料に含まれていることが多い
  • 通常、遺骨は最終的に合祀(他の方の遺骨と一緒に埋葬される)される。合祀されるまでの安置期間が決められている(13年、17年、33年など)。最初の納骨の時から合祀するタイプもあり、通常一番料金が抑えられている
メリット デメリット
  • 承継者が不要
  • 墓石代がかからないので初期費用が安い
  • 将来的に費用が掛からない
  • 多くの人がお参りに来るので花などが絶えず、さみしい感じがしない
  • 宗旨・宗派は問われ無い事が多い
  • 最終的には合祀になってしまう
  • 取り出せない

永代供養墓の種類と費用目安

大きな区分としては「合祀型」「集合型」「個別型」があります。

  合祀型・合葬型 集合型 個別型
特徴

多くの方の遺骨を一つのカロート(納骨室)におさめます。納骨室内の棚(やロッカー)で決まった期間保管され、その後お骨を取り出して他の方のお骨と一緒に合祀されるタイプ、最初から合祀・合葬されるタイプなどがあります。カロート自体が宗教的・無宗教的モニュメントになっている事が多いです。

全体としては一つのお墓のように見えますが、お骨は其々別の(カロート)納骨室に収められています。地面を区画に分け、そこに小さな石碑やプレート、あるいはミニ墓石が付いていることが多く、中央にモニュメント的な碑が立っていることも多いです。一定期間後には合同墓に合祀されます。

従来型のお墓に近い形でカロートの上に墓石が乗った感じの墓。個人で入る、夫婦で入る、家族で入るなど、従来型のお墓のように使用できるが、人数が決まっており、最後の納骨がすんでから一定期間後には合同墓に合祀されます。

最近はロッカー式、仏壇式の「納骨堂」で永代供養がついているタイプも出てきました。

費用 20~80万円
送骨納骨だと3万~5万円)

50~150万円

50~150万円

色々な永代供養の種類

永代供養墓の選び方チェックポイント

永代供養墓は全国に非常に多数ありますので、「永代供養+地名」で検索されるとよいでしょう。チラシも良い情報源ですし、また、最近は宣伝はしていなくても多くのお寺に永代供養墓が作られています。環境や地理的条件で、気に入ったお寺がありましたらうかがってみるのも良いでしょう。

「宗旨・宗派の確認」「立地条件」「費用」「雰囲気」など、基本的に選び方の基準や確認事項は普通のお墓と同じですが、永代供養特有の事柄もありますので、チェックしておきましょう。「地図では良かったが実際に行ってみたら坂の上にあり、上るのが大変だった」というようなこともありますので、実際数か所に足を運ぶのが大切です。 
  チェックポイント
立地と設備
  • 立地一般・交通の便
  • バリアフリーかどうか
費用
  • 永代供養料
  • 墓碑などの費用
  • 生前予約の場合、使用するまでに会費や管理料が必要なところもあるが必要か
  • 複数人の場合、先祖の遺骨がある場合などの費用
埋葬方法
  • 合祀・合葬、集合墓、個別墓など、自分の希望に合っているかどうか
  • 最終的に合祀・合葬になるまでの期間
  • 合祀・合葬になる前はお骨を返してもらえるか
経営主体
  • 経営主体は信頼できるか
  • 住職はどこに埋葬されるのか(住職も永代供養墓に埋葬されるというところがあり、継続性と供養の面でおろそかにされないだろうというプラス要素になる)
供養・宗教
  • 宗旨宗派は問われるか
  • 檀家にならなくてはいけないか
  • 戒名を付けなければいけないか、俗名でもよいか
  • 戒名が必要な場合の戒名料は永代供養料に含まれているか
  • 供養は行われるか、頻度はどうか、別途料金が発生するか
  • 個別に法事を行いたいときに対応できるか。料金は?

ごく少ない費用で利用できる「送骨」型の永代供養

最近、「送骨」という言葉が話題になっていますがご存知ですか?
この言葉が出始めたのは2013年ころの事と思います。いくつかのお寺さんが「ゆうパック」によってご遺骨を全国から受け取り、安価で永代供養(最初から合祀型)を行うことを始めたのがきっかけでした。
このサービスが始まったのには様々な事情がありますが、始めたお寺さんは、お骨の取り扱い方やその考え方に葛藤を持ちながらも、このようなサービスが必要とされていると感じて始められた方が多いようです。
このような方法には一般市民や仏教会内部でも異論、非難の声はあるようですが、現在では全国に数多くの寺院が送骨による永代供養を受け付けています。
また多くの寺院で「生前予約」も受け付けており、費用を先払いしておき、本人死亡時に関係者が連絡をすることで納骨の手続きをすることが出来るような仕組みも構築されつつあり、「独身で身寄りがない」人が自分自身の最後の始末を考える際の選択肢とも成りえるようです。

「正直言いまして最初は抵抗がありました。こういうものを宅配便を使って送ることに良心の呵責があったのは事実です。しかし、いろんな家庭の事情も感じています。地域の縁、親族の縁、社会の縁も薄れていくなかで、最後の引き取り手というのでしょうか。お寺が慈悲の心で受け入れ手厚く葬ってあげることが一番いいのではと考え直しました」

埼玉県熊谷市の「見性院」、橋本英樹住職(TBSテレビ「あさチャン」 2014/2/26)

費用

この形の永代供養の特徴は何と言ってもその金額です。3万円から5万円(+送料)で永代供養が行えるほか、寺院によっては2万円程度で戒名も付けてもらえるようです。

どの様なケースの人が利用しているか

特殊なケースがクローズアップされる傾向がありますが、やはり費用の面で抑えられていることから、金銭面で制約のある環境の方のご利用が多いようです。

  • 独身で身寄りがない
  • 孤独死した遠縁の親類の遺骨。
  • 老老介護の末に妻を看取ったが自分ではもう資力も体力もない
  • 内縁の夫の遺骨。女性の部屋で発見されたが、双方の家族とも引き取りを拒否。
  • 小さいころ家を出て行ったきりの父の遺骨。死亡の連絡があり、遺骨は引き取ったが、墓などを作る気はない。

どの様に送骨を受け付けている寺院を見つけるか

既にネット上には「送骨」が出来るお寺がたくさんあるほか、送骨の出来る寺院を集めた紹介サイト(例:永代供養ネット送骨.COM (送骨.COMさんは、お寺のリストがありますが、リンクがあまりちゃんとしていないので、お寺の名前と場所で検索された方がいいケースもあります))まで出来て来ているので、「送骨」をキーワードに検索するとこの紹介サイトに載っている以外にもたくさん見つかります。

実録!お墓を閉めて永代供養にしてみたら本当はこんな感じだった!

実際お墓を閉めて永代供養にした経験談

先祖代々の位牌

私事になりますが、2014年秋、私の母方の墓所を閉め、ご遺骨を永代供養墓に移しました。皆様の参考になればと思い、その体験談を記します。

状況

私の母の実家、T家の兄弟は一番上が長男で、その後6女の7人兄弟、母は4女で70代です。静岡市葵区のN寺に先祖代々の墓がありました(1856年にお墓を作ったそうなのでとても古い墓です)。ここに眠っているご先祖は、位牌で8つ、墓碑銘を見ますと11名と数が多いのですが、おそらく土葬の時代もあるはずで、実際お骨として残っているのは4-5人分だと考えられます。
本来お墓を継ぐはずの長男は、事情があり、静岡を長年離れほぼ音信不通でした。その間、6人の娘が、共同でこの墓所を守ってきました。資金は6人が積み立ててきた冠婚葬祭に使われる「姉妹基金」というべきものでした。2014年、この長男が亡くなりました。長男の遺骨は、長年埼玉県に住んでいた本人の希望もあり、その一人娘が埼玉に新たな墓所を求め、そちらに納骨されました。長男には娘しかなく、その娘の子も女児です。また、今回その長男が埼玉に納骨されたこと、あとの6姉妹にはそれぞれの家(嫁ぎ先)の墓がある事から、今後この「T家の墓」に入る人がいなくなりました。また、はっきりと承継出来る人もいなくなりました。このことから、「お墓の事を今のうちにちゃんとしよう」という話になったわけです・・・

続きは「実際お墓を閉めて永代供養にした経験談」をご覧ください。